歯科細菌検査のススメ
2025.12.15
今月は、細菌検査についてです。私達のお口の中には、300~700種類の細菌、そして歯をよく磨く人で1000-2000億個、あまり歯を磨かない人では4000-6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個(細菌数の単位を便宜上、個と表記)もの細菌が生息しています。実は、母親のお腹にいる胎児は無菌状態であり、口内に細菌は存在しません。しかし、生まれてから母親などの家族から細菌が新生児の口の中に移って定着します。母親の口の中に虫歯の原因となるミュータンス菌が多いと、子どもに移行して虫歯になりやすいことも報告されています。
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この常在菌のバランスは3歳までに決まるため、3歳まで注意して虫歯菌に感染しなければ、大人になっても虫歯になりにくいと言われています。そのためには、まずはご家族のお口の環境を整え、赤ちゃんへの細菌感染のリスクを減らしましょう(口の中の汚れや細菌は、唾液のもつ自浄作用によって洗い流されますが、加齢によって唾液の分泌量が減ることで、さらに細菌が定着しやすくなります)。
虫歯や歯周病のリスクは人によって違います。それ故に”あの人は歯を磨いていないのに虫歯ができない!私は一生懸命に歯を磨いているのに虫歯になりやすい!が、起こるのです。因みに、歯周病に関する細菌は虫歯菌とは異なります(こちらは別の機会に)。リスク測定の結果はこんな感じでお渡しします。定期的なリスク検査でお口の健康を管理しましょう!




